Hematology
血液内科

診療科案内

血管の中を流れる血液細胞の異常、その血液細胞をつくっている骨髄の異常、リンパ節の異常、出血を止めるはたらき(止血)の異常を対象としています。具体的には、鉄欠乏性貧血、悪性貧血、溶血性貧血などの貧血、再生不良性貧血、急性あるいは慢性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、血小板減少症、血友病などの検査・治療にあたっています。

診療内容・特色

血液内科は主に、白血球、赤血球、血小板の数と質の異常と、リンパ節の腫脹を診断し治療する内科です。

  1. 白血球の異常としては、主に(急性、慢性)白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫等が治療の対象となります。
  2. 赤血球の異常としては、鉄欠乏性貧血が圧倒的に多いのですが、その他、再生不良性貧血、各種の溶血性貧血が治療の対象となります。
  3. 血小板の異常としては、特発性血小板減少性紫斑病、本態性血小板血症等が治療の対象となります。
  4. リンパ節の腫脹は、ウイルス等による感染に伴う反応性の腫脹が多いのですが、悪性リンパ腫、ALT(成人T細胞性リンパ腫)が治療の対象となります。

当院では、毎年新規に白血病、骨髄異形成症候群が、約30名。多発性骨髄腫が、約15名。特発性血小板減少性紫斑病が、約6名。悪性リンパ腫が約60名。入院または外来にて加療しています。(2012年度の実績では、白血病、骨髄異形成症候群が45名、多発性骨髄腫が20名、悪性リンパ腫が、78名でした。)県下では、大分県立病院に次ぐ患者さん数を現在は、3名の医師で加療しています。
治療は、日々進歩している治療法(新薬等)を積極的に検討し患者様に満足いただけるように努力しております。中でも白血病は、日本成人白血病研究グループに属し、その治療法に沿った治療しております。
移植は、65歳以下で移植が治癒のために必要であれば積極的に行っております。
移植方法は、自己末梢血幹細胞移植を年間約3割程度行っています。同種移植を行う必要があると考えられる患者さんは、大分大学移植グループに積極的に相談し、大分大学病院を中心に大分県立病院でも行ってもらっています。
毎日の専門外来と24時間体制で患者様に満足いただける医療を目指し日々診療しております。
健診等で白血球、赤血球、血小板の異常を指摘された時、又リンパ節腫脹(頚部、腋窩、ソケイ部)、原因不明の発熱等がありましたらぜひ受診してください。

外来担当医表

      
8:00 - 11:00
幸野 坂田
幸野 佐々木
幸野 丸山
坂田 安部
幸野 佐々木
佐々木坂田丸山 -

※土曜日は第2・4・5のみ

担当医師

血液内科部長/医療安全管理室長/臨床研修センター長
幸野 和洋Kono Kazuhiro
卒業大学
大分医科大学(平成5年卒)
取得専門医・認定資格 他
  • 医学博士
  • 日本内科学会認定医
  • 日本血液学会専門医・指導医
  • 日本輸血・細胞治療学会認定医
  • 日本造血・免疫細胞療法学会会員
  • 日本骨髄バンク移植調整医師
血液内科科長
佐々木 人大Sasaki Hitohiro
卒業大学
大分大学(平成23年卒)
取得専門医・認定資格 他
  • 日本内科学会認定医
  • 日本血液学会専門医
  • 日本輸血・細胞治療学会会員
  • 日本造血・免疫細胞療法学会会員
局員
安部 美由紀Abe Miyuki
卒業大学
大分大学(平成21年卒)
取得専門医・認定資格 他
  • 日本内科学会内科専門医
  • 日本血液学会専門医
局員
坂田 真規Sakata Masanori
卒業大学
大分大学(平成28年卒)
取得専門医・認定資格 他
  • 日本血液学会血液専門医
  • 日本内科学会内科専門医
局員
丸山 莉果Sakata Masanori
卒業大学
大分大学(令和2年卒)