大分県厚生連 鶴見病院〒874-8585 大分県別府市大字鶴見4333番地
大分県厚生連 鶴見病院

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当院の研修体制の特徴

 医師の道は長く厳しいものです。日々の診療にはつらいことや悩むことがたくさんあるのは確かです。しかし、病に苦しむ患者さんを助けるという医師の使命を果たしたときには、それ以上の喜びも生まれます。当院では、患者さんの協力を得ながら、病院全体で新しい医師を育んでいきます。また、癌や急性疾患に対する最先端医療を提供することにより、研修終了後の先を見据えた専門医を育成することを目指しています。
1.充実した診療科
 当院には、ほぼ全ての臓器をカバーする診療科がそろっています。
 初期臨床研修の2年間は、プライマリーケア(初期診療)技術の習得を基本としますが、それぞれの専門家から指導を受けることにより、より深い知識を得ることができます。
また、各専門家が活躍する姿を見ることにより、自身の研修終了後の進路についてヒントが得られるでしょう。

2.地域の基幹救急病院
 当院では年間約2100台の救急車を受け入れており、大分県東部の救急医療の一翼を担っています。
救急部門をローテート時は、担当医の指導の下に、豊富な救急症例に触れることができます。また、各診療科の研修時にも、多くの急性期疾患を経験することができます。

3.大分県がん診療連携協力病院

健診から治療まで

 当院に隣接する、大分県厚生連健康管理センターでは健康診断を行っています。
鶴見病院では、内視鏡センター、外来化学療法室、内視鏡外科手術や放射線治療を充実させており、リスクの高い癌患者さんにも、低侵襲かつ複合的な治療を行うことができます。

緩和ケア

 当院には緩和ケア病棟があり、臨床心理士や緩和ケアナースによる緩和ケアチームが編成されており、癌治療早期から患者の心理的ケアを行っています。
 この活動に触れることにより、コミュニケーション能力を高め、緩和ケアや終末期医療に関する知識を習得することができます。

臨床研修プログラム

【臨床研修の目標】
 医師としての広い人間愛を涵養し、プライマリケアの理解を深め、患者の権利を尊重し、
 全人格的に診療できる基本的な臨床能力を修得する。

1.プログラムの原則
 1.初期研修期間は2年間とし、研修は当院および当院が指定した臨床研修協力施設において実施します。
 2.初期臨床研修中のアルバイトはすべて禁止します。

2.プログラム参加施設
 地域医療や本院には設置されていない診療科については、研修協力病院(施設)で研修を行うことができます。

研修風景1 研修風景2

スケジュールの例

1年次 2年次
1~4週 オリエンテーション
(点滴・採血) 4週
地域医療 4週
5~8週 内科 30週 産婦人科 4週
9~12週 精神科 4週
13~16週 小児科 4週
17~20週 在宅医療 0.5週
選択科 35.5週
(一般外来を並行研修)
21~24週
25~28週
29~32週
33~36週
外科 5週
37~40週
救急(麻酔科) 4週
41~44週
選択科 9週
45~48週
49~52週
※内科研修では、血液内科、呼吸器内科、腎臓内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病・代謝内科、神経内科から3診療科を選択し、それぞれ10週ずつ研修する。
※外科研修では、消化器外科、呼吸器外科より1診療科を選択し、5週間研修する。
※救急科研修については麻酔科もしくは救急科4週間のブロック研修を行う。また、通年で週1回の救急科研修を行い(並行研修)、残りの8週分とする。不足する場合は夜間当直の一部を救急科としてカウントする。
(麻酔科指導医不在の状況で麻酔科を希望する場合は、選択科目として大分大学にて選択可能)
※一般外来研修は小児科研修中に2週分、及び2年次の選択科研修中に総合内科外来にて週1日一般外来の並行研修を行い、併せて4週分とする。
※在宅医療研修は、やまおか在宅クリニックもしくは地域医療研修先での研修を選択する。ただし、選択した研修期間中にやむを得ない事情で研修を行えなかった場合は、別の在宅医療研修先にて1~数日研修を行うこととする。
※選択科は本人の希望に沿い選択可能だが、到達目標である症例経験が達成できるように配慮する。

処遇・待遇

身分 正職員
研修手当 《基幹型》基本手当
(1年次)450,000円(税込み) (2年次)480,000円(税込み)
《協力型》基本手当
(1年次)450,000円(税込み) (2年次)480,000円(税込み)

※当直手当あり
休診日 第1・第3土曜日、日曜日、祝日、年末年始
勤務時間 8:30~17:00
休暇 有給休暇(1年次)10日 (2年次)20日
夏期休暇・盆休暇・年末休暇
その他(慶弔休暇など)
当直 月に約3回
社会保険等 健康保険
厚生年金保険
雇用保険
労災保険
健康診断 年2回
医師賠償責任保険の扱い 病院にて加入
個人加入は任意
研修活動 学会、研究会への参加可

先輩からのメッセージ

※氏名にマウスを合わせると内容が確認できます。




■2年目研修医

 こんにちは!2年目研修医の津田修志といいます。私が鶴見病院を選んだ理由は3つあります。
 まず1つ目に、内科医を目指している私にとって、多くの科が揃っており、十分な症例を体験できると思ったからです。特に消化器内科や血液内科や腎臓内科は、別府市に限らず大分県北全体から患者さんが集まるほどです。どの科に進むか迷っている方は、一通り内科を回って決めていいかもしれません。
 2つ目に、救急を年間通して体験できることです。短期間の研修ではいざという時に忘れてしまうのではないかと不安に思うかもしれません。鶴見病院では年間通して救急を学べるため、緊張感を保つことができます。また、日直は6月から、当直は7月頃からスタートとなります。鶴見病院では、病院勤務にある程度慣れてからのスタートですので、先輩からどのように日当直をするのか聞くには十分に時間があります。
 3つ目に研修のはじめは、オリエンテーションが長めに設定されているため、知識や手技を少しずつ習得できる仕組みになっており、初期研修への不安を軽減できるからです。また、同期の医療スタッフと仲良くできます。
 最後に、鶴見病院は別府市の中核にある病院です。温泉も病院の周囲に沢山あり、仕事で疲れた体を癒すことができます。ぜひ1度見学して、鶴見病院の魅力を感じてください!皆さんと仕事ができることを楽しみにしています。

 初期研修医2年目の土肥謙則と申します。鶴見病院で研修を行う中で私が感じた鶴見病院の魅力を少しでも皆さんにお伝えできればと思います。
 1つ目は4月に行われるオリエンテーションです。オリエンテーションは約2~3週間行われ、その間に先生方や看護師の方から点滴についてなど実臨床に出る前に多くのことを教えていただけます。またこの研修期間は研修医だけでなく、同期の看護師や薬剤師も参加するので、職種の垣根を越えて同期と仲良くなることができます。同じ病院で働くうえで、気軽に相談できる同期がいるのは大変心強く思います。
 2つ目は学びやすい環境であるということです。鶴見病院では救急当番はオリエンテーション後から、日直は6月から始まります。このため少しずつ慣れていくことができるので、学生から研修医へとスムーズに移行することができるのではないかと思います。また、必ず上級医の先生方も一緒に見てくださるので安心して問診や身体所見を取ることができるのも魅力の1つだと考えております。研修医室では、他の科を回っている同期や2年目の先輩に相談することができ、分からないことがあればすぐに解決できるようになっています。
 研修が始まって1年経ちましたが、鶴見病院は研修医にとって良い学びの場であると思います。まだまだたくさんの魅力がありますので、病院見学やWebでの説明会などでぜひ鶴見病院のことを知ってください。

 研修医2年目の日置宣秀と申します。私が感じた当院で研修を行う魅力についてご紹介したいと思います。
 1つ目は上級医の先生方に相談しやすい環境であることです。特に救急当番のときに、自分がまだ研修していない科の疾患や、苦手だと思う分野の疾患と疑わしき患者さんが運ばれてきたときに、当院が合同医局であることもあり、その科の先生へ相談しやすい環境にあると思います。先生によっては、相談しようと思っていた時に、先生も救急カルテをみてくださっており、わざわざ先生の方から電話をくれて、この人はこうだと思うと教えてくださる先生もいます。こういった環境のおかげで最初は怖いと感じる救急の場面も、積極的に学びの場へと昇華することができています。
 2つ目は横のつながりが強いということです。当院では、4月に他職種の方と合同で研修を行います。その際にグループワークやレクリエーションを行うため、看護師、薬剤師、検査技師、保健師の人たちと仲良くなることができ、病棟などでわからないことなどを気軽に相談することができます。
 当院で研修を行っていて、上の先生方にも同期の他職種の人にも相談することができる環境下にあり、わからないことがあっても相談することができずただぼーっと立っているなんてことは一度もなく、時間を大変有意義に使えていると感じております。いろいろなことを吸収していく環境として最高の環境だと感じております。
 まだまだたくさん魅力があるので、ぜひ病院見学や説明会をうけてみてください。

 初期研修医2年目の吉川秀昭と申します。私は東京都出身で、大分県外の大学を卒業したため、大分県は縁も所縁もありませんでした。なぜ当院を選んだのか、そして実際の感想について皆さんの病院選びの参考になればと思います。
 研修医として働くのに、皆さん様々な考えがあると思います。救急車のファーストタッチがしたい、手技がたくさんできる病院に行きたい、焦ることなくじっくり働きたいなどがあるでしょう。
 私はプライマリ・ケアの習得はもちろんですが、手技に溺れることなく、医師としての心構えを育むことがこの2年間で最も大切だと考えていました。長い医師人生、本人のやる気や勉強量で成長の速度の差はあれ医師としての技量は上がっていくと思います。しかし、医師として第一歩を踏み出す最初の2年間をどのように過ごすかは今後の医師人生の土台となるため最も貴重です。初期研修はたった2年間ですが、専門性にとらわれず幅広く勉強できるのは最後の2年間になるかもしれません。様々な科の先生と出会い、医師としての覚悟や情熱を知ることができる数少ないチャンスです。
 当院は他の病院との大きな違いとして、他職種との約2~3週間の合同研修があります。私は学生時代に30施設ほど病院見学させていただきましたが、当院ほど他職種との交流、勉強会がある病院はありませんでした。他職種との交流が盛んである病院は、連絡の取りやすさから、働きやすさ、ひいては患者さんの利益にも直結します。コミュニケーション能力の向上、医師としての自覚にも大いに関わります。多くの病院がすぐに病棟業務、日直、当直という流れが普通かもしれませんが、私は早く一人前になることを目標とする風潮に疑問を感じます。
 当院は臨床研修病院として病床数が格別に多いわけでもなく、医師の数も豊富であるため、研修医がいなければ回らない病院ではありません。研修医の医師としての自覚を育てながら、無理なく力を付けるプログラムが綿密に組まれているのです。
 もちろん当院では手技や救急車の初期対応にも力を入れているので、研修医として必要な力は間違いなく身に付きます。
 働いて1年ほど経ちますが、情熱溢れる先生からの指導や他職種との交流があり、私の選択は間違いなかったと自信を持って言い切れます。ここでは書ききれないことがまだまだたくさんありますので、是非当院の見学やWeb説明会に参加して下さい。皆さんお待ちしています。



■1年目研修医

 初期研修医1年目の安東優里と申します。私が感じた鶴見病院の魅力について皆さんにお伝えできればと思います。
 1つ目はオリエンテーションを通して職種の垣根を越えて仲良くなれるところです。各診療科に配属になった後も気軽に相談できるため大変心強いです。当院ほど他職種との交流がある病院はないと思います。研修医同士の勉強会や抄読会も行っており、互いに助け合える環境がそろっています。
 2つ目は救急や手技が充実していることです。当院では救急当番、日直、当直と救急を見る機会が多くあり、その時間は上級医の先生方にマンツーマンで教わることができます。また救急での動脈採血はもちろん、各診療科でも様々な手技を経験することができます。診療科によっては研修を初めて2か月で、CVカテーテル挿入や骨髄穿刺、胸腔穿刺など様々な手技を行うことができます。研修医が行う消化器内科の内視鏡や循環器内科の心カテの件数も県内トップクラスです。
 3つ目はオンオフがはっきりしており、各個人に合わせた研修を行えるところです。就業時間外に行われる検査・手技への参加は自由であり、17時以降はプライベートや自己研鑚の時間として使うことができます。
 まだまだたくさんの魅力があるので、ぜひ病院見学や説明会をうけてみてください。来年、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

 初期研修医1年目の長嶋大地です。  研修病院を選ぶポイントは幾つかありますが、主に2つあると思います。
 1つ目は自分の学びたいことができるか。2つ目は働きやすさだと思います。
 前者については、当たり前ですが自分の志望科があるか・学びたい科が充実しているかが大事だと思います。後者については、救急の体制・実際の帰宅時間・上級医や同僚に相談しやすい環境かを確認すると良いでしょう。
 私は以上2点を踏まえて、鶴見病院で研修することを選びました。
鶴見病院の「病院としての特色」は、内科が幅広くあること、また内視鏡や心カテの件数が多く、研修医も手技を身につけることができる点です。上級医の先生方はみな優しく、適度な負荷で研修することができるので毎日充足感を感じています。
また研修医がいなければ回らない病院ではないので、作業ではなく研修に集中できることは本当に有り難いです。
研修病院選びは色々悩むと思いますが、自問自答の末に良い答えが出ると思います。私自身、自分にとって本当にいい選択だったと思ってます。
 文章にするとどうしても堅苦しくなってしまいますので、当院の雰囲気を知りたい方はぜひ見学に来ていただけたらと思います。

 研修医1年目の濵﨑恵と申します。医学生の皆様にお伝えしたい鶴見病院の魅力が3つあります。
 1つ目は上級医の先生方や研修医2年目の先生方に相談しやすい環境であることです。私は鶴見病院で働き始めてまだ数か月ですが、鶴見病院には研修医に対して暖かく指導してくださる先生がとても多いと感じています。上級医の先生方に業務の中でわからないことを相談した場合にも熱心かつ親切に指導してくださいます。また、研修医のための研修医室もあるため、研修医2年目の先生方や同期の研修医に気軽に相談することもできます。
 2つ目は他職種の方と合同オリエンテーションがあることです。鶴見病院では、1年目の4月に2~3週間の新人合同オリエンテーションがあります。研修医、看護師、理学療法士、臨床検査技師など様々な職種の新入職員が集まり研修を行います。グループワークやレクリエーションを通して他職種の同期と仲良くなることができるため、通常業務が始まってから病棟や検査室に行った際にも馴染みの同期がいる状態で通常業務が始まることになります。病棟でのルールなどちょっとしたことを尋ねたいときなど、同期に気軽に相談できるため安心感があります。
 3つ目は福利厚生が手厚いことです。鶴見病院は基本給に加えて住宅手当も手厚いため、生計と心に余裕をもって毎日の勤務に臨むことができると思います。
 このように鶴見病院には研修医が安心して研修生活に全力投球できる環境があります。この他にもお伝えしたい魅力はたくさんあります。ぜひ一度病院見学にいらして、鶴見病院の研修の雰囲気を感じていただきたいです。その際はどのようなことでも私たち研修医に気軽にお尋ねください。皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

募集要項

卒後臨床研修募集要項(2024年度採用分)

プログラム名 大分県厚生連鶴見病院医師臨床研修プログラム
募集定員 4名
募集書類提出締切 2023年8月上旬(詳細未定)
選考日 2023年8月中旬~9月上旬(詳細未定)
応募書類 1.研修医採用願書 ※備考欄に希望日をご記入ください
2.成績証明書
3.卒業(見込)証明書
4.履歴書
5.小論文
6.確認票

※以上の書類を取りまとめて、応募受付期間までに大分県厚生連鶴見病院臨床研修センターに持参又は、下記宛名に書留郵便にて郵送してください。
※応募者には、後日メールにてご連絡いたします。
応募資格 2023年度医師臨床研修マッチングに参加し、
第118回医師国家試験受験予定の者
選考方法 面接試験、小論文 (応募書類に同封して事前提出)、適性検査

応募書類について

 研修医採用願書及び履歴書は下記からダウンロードいただけます。
 必要事項をご記入の上、募集要項に記載のお問い合わせ先まで郵送又は持参して下さい。
▶ 募集要項(PDF)
▶ 履歴書(Excel)
▶ 受験願書(Word)
お問い合わせ・書類提出先
大分県厚生連鶴見病院 臨床研修センター
〒874-8585 大分県別府市大字鶴見4333番地
TEL:0977-23-7111(Ext. :4945)  FAX:0977-23-7039  
MAIL:tt-center@ok-tsurumi.com
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